作品紹介 of なかふホームシアター わっか祭 2012

わっか祭2012 上映作品

創業93年浦河町の大黒座には心の豊かさがある

「小さな町の小さな映画館」

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人口1万4千の小さな町に48席の小さな映画館があります。
北海道の小さな港町「浦河町」に、2010年で93年目を迎える映画館「大黒座」があります。
2008年9月、90周年を迎える「大黒座」を尋ねた私が見たのは、90周年の文字も、特別な飾りもない「大黒座」。 そして、上映されていたのは「潜水服は蝶の夢を見る」でした。
芋づる式に撮影が始まり、そして、誕生した作品が「小さな町の小さな映画館」です。

小さな町の小さな映画館


治し方がわからないものを壊し続けるのはもうやめて

「セヴァンの地球のなおし方」

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「どうやってなおすかわからないものを、壊し続けるのはもうやめてください」。1992年、リオデジャネイロで開催された地球サミットで、12歳の少女、セヴァン・スズキは大人たちに環境破壊を止めるよう訴えかけた。

その伝説のスピーチから、来年で20年。もうすぐ母親となるセヴァンは「大切なのは生活の質と健康、そして子供。だから私は自己中心的に、自分たちをどう救うかを考えていきたい」と、未来の子どもたちのために発言を続けている。セヴァンが今、世界に伝えたいこと、そして彼女の声に呼応するかのように、日本とフランスで傷ついた地球と向き合い続ける人々の姿を追ったドキュメンタリー。

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青空自主保育の3年間

「さぁ のはらへいこう」オフィシャルHPへLinkIcon

子どもたちに向って、こんな言葉をかけたこと、ありませんか?

「そんなことをしたら、ケガするよ」
「ケンカしたらダメ」
「汚れるよ」

神奈川県鎌倉市で、1985年から野外での自主保育を続けている「青空自主保育なかよし会」。谷戸(やと)と呼ばれる里山を拠点に、野山や海で遊ぶ保育グループだ。
保育の基本は、手出し口出しはせず、見守りに徹すること。子どもたちは、1歳から3歳までの三年間を自然の中で過ごす。オムツもとれていない1歳児たちが、野山に自生する木の実に手を伸ばす。そしてそれを分かち合う。誰が教えたわけでもないのに、だ。

私たち大人は、未来を担う子どもたちに何を伝え、何を手渡さなければならないのだろうか。
その答えが、三年間の記録の中に詰まっている。


さあのはらへいこう

大地に生きる森の名人と高校生の出会いを見つめた

「生きるというのは、好き嫌いじゃない」
100人の高校生が、100人の森の名人を訪ねる試みがつづけられている。
この映画では、4人の高校生が、それぞれ日本各地の山村に暮らす老人たちを訪ねた。「森の名人」と呼ばれる人たちの人生と技を聞き書きするためだ。
綱一本で杉の大木に上り、良質の種を採集する76歳のおじいちゃん。小学校3年生のころから焼き畑を続けてきた85歳のおばあちゃん……。
そんな老人たちの言葉は、意外なほどまっすぐ高校生たちの心の奥底に届く。
年老いた名人たちの言葉に、進学、就職、今まさに人生の岐路に立つ高校生たちの魂は、ゆっくりと、しかし確実に揺さぶられていく。「人生の質量」に圧倒されていく。
これは、断絶しつつある世代を再びつなぐ、信頼回復の記録だ。

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農ある暮らし~重ねた時間と陽の匂い~(北海道・新得町)

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七年という月日の中で、私たち撮影隊が、被写体の人たちと向き合い、映画にすくいとったものは、土の上で働く人の姿。子どもと接する親の姿。日々の食卓での家族の姿。農場で大勢の人たちが共に暮らす姿。農場の動物、野菜。一年に一度のお祭りに集う人たちの姿。
日々のなんでもない日常が妙に愛おしく、夢中で撮影した北海道新得で暮らす人たちの物語です。

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